育休を活用する方法

男が育休中に転職をするときの注意点

育休中の転職の注意点

男が育休中に転職をするときの注意点をまとめ。
注意点は簡単に言うと2つ。誰にどこまでオープンにするかと、制度をどうやってうまく使うかだ。
男が育休を取るもの難しいし、育休中に転職活動をするのも難しい。
しかしながら、育休という長い休みを使って転職し、良い条件の会社に務めるのは今後のライフプランの質を向上できる方法だ。
うまくやるための注意点を紹介する。

そもそも育休中の転職ができるかどうかに不安がある人はこちらを先に見てくれ。

人に言わない|上司・同僚には一切口にしない

まず最も大事なことは人に言わないことだ。
このブログ主旨である「育休を悪用(活用)して人生を好転させる」は世間一般の常識からすると、反感を買う可能性が大いにある。
それを防ぐために、めったなことでは口に出さない方がいい。

特に上司、同僚だ。
上司、同僚にとっては育休を取るだけでも裏切り者と思われているのに、更に転職をするとなるとその心を一層逆撫でする。口が裂けても言うべきではない。
仲のいい同僚なら大丈夫だと思っている人。それは甘い。
いくら仲のいいと思っていても、それは所詮会社でのつながりに過ぎない。転職でその繋がりをあなたが断つのだから、その関係が続く訳がない。
特に飲み会の席は要注意だ。
育休前の送別会など行ってもらえるかもしれない。そこではあなたが主役になり、酒の量も増え、口も軽くなるだろう。ポロッと口から出た言葉が仇となることは想像に難くない。

育休は基本的に会社に復帰することが前提で付与される制度なので、最悪育休が取り消しになることも考えられる。
育休中に転職活動することはゆめゆめ口にしてはならない。

転職エージェントや企業面接では基本的に秘める

もう一つ言うべきかどうかを考えなければいけないのは、転職エージェントと転職先の企業だ。

まず転職エージェント。多くの人が転職するにはエージェントを使うだろう。エージェントは転職の相談に乗ってくれる相手なので、ついなんでも話してしまいたくなるが、一旦もおいとどまろう。
エージェントの中にも育休を好ましく思う人と思わない人がいる。エージェントの目線に立つと、育休中の転職している人を企業に紹介するのはマイナスになることはあってもプラスになることはない。
まだまだ育休が一般的になっていない状況なので、会社は自分のところに入社しても何かと休みを取るのではないかとか、会社に対する忠誠心が低い奴と思われるだろう。
育休を取っていることをうまく伝えられるエージェントなら良いが、そうでない場合は紹介が減ったり、面接を通すプッシュが弱くなったり、給料交渉が弱い場合もある。

これは面接時の企業に対しても同じだ。
大体の面接官は育休を取ったことのないおっさんだろう。そのような人に「私は育休を1年とりながら転職活動をしています」などと言ったらその心象は悪くなるばかりだ。
嘘はつくべきではないが、進んで言うことでもない。

育休中の転職が受け入れられにくいことだということを心に刻んでおこう。

だからこそ得られる果実があり、それを手に入れるべきだというのがこのブログのスタンスだ。

保育園の条件を調べる|入園できなくなるかも

ここまでは心の持ちようの注意点だったが、これ以降は制度の注意点だ。

育休中に転職をすると保育園に入園できなくなる可能性がある。
これにより育児の負担がましたり、妻が働けなくなり家計が悪化しその埋め合わせをしなくてはいけなくなる。

なぜ入園できなくなるかと言うと、自治体によっては前の会社に戻ることを条件としているからだ。
保育園の入園の条件は自治体によって変わる。自治体によっては現在の会社に戻ることが前提の制度のこともあるし、転職はつまるところ前の会社の退職なので、退職しているなら育児ができる時間があるとみなされ、入園のできなかったり、優先順位を下げられる可能性がある。

保育園に入れる前提で労働時間や給与などを考え転職先を決めたが、それが崩れる可能性がある。
特に夫婦がフルタイムの共働きだと、代替手段がないことになるかもしれないので注意が非通用だ。

詳しくは各自治体の該当する部署などに問い合わせて正確な情報を確認しよう。

育児休業給付金が貰えなくなる

育児休暇中は育児休業給付金がもらえる。
詳しくはこちらを見ていただきたい。


簡単に言うと、育休中で働けない間も給与の50〜67%がもらえる。
社会保障費も免除される。

育休は今の勤めている会社から付与されており、給付金も今の会社が申請したのであなたに払われる。
その会社を退職するわけなのだから、それらは無効になるのだ。
どうせならばもらえるだけもらいたいという気持ちと、転職先の早く来てほしいという入社日の調整の板挟みになるだろう。
そこの折り合いをつけなくてはいけない。

転職先の会社の最初の給与支払日によっては長く収入がなくなるので注意が必要だ。いつまで休みを取りたいかと収入を考えて計画を作っていこう。

育休をいつまで取るかを決める

上記同様転職先が決まり、今の会社を退職すると育休そのものが無くなる。
もうちょっと休んでいたかったとか、家族といる時間をもっと持ちたいと思っていたのだが、転職するとそれらがなくなってしまう。

この休みの期間を使って、旅行にいこうだとか、趣味に時間を使おうだとか、副業を軌道に乗せようと考えていた人にはそれらの計画が立ち行かなくなってしまう。

早めに転職活動を始め、早めに決まってしまったという場合には起こりうることなので、転職活動は計画的に進めよう。